第75章 オイラが健の父ちゃん　

　カズside

　マンション飲み会


　大野さんね、健ちゃんが、シチューにお砂糖を入れた日に決めたって


　ずっと疑問だった

　ナゼ、翔ちゃんと、珠稀ちゃんが居なくなると感じたのか？　

　チョー先生が教えてくれたんだ

　チョー先生『健ちゃんは、3年前からご両親の命日に親戚の集まりへ。親切な親戚が『健ちゃんのお父さん、お母さん帰らないよ』と。健ちゃんは、月1回会っている祖父母に『お父さんとお母さんにいつか会えるよ』ってそれが根本から覆されて……　時田先生の言葉に……　一気に不安が……　そして、あのお砂糖事件に繋がった』



　その話を聞いた大野さん

　もう一つの理由は……


　智「『子供はいらない』って俺と二人でって」

　潤「姉ちゃん……　『子供が出来ない』って言われた時すんげー泣いたんだ……」


　珠稀「辛いですね……」

　智「で。健ちゃんのことを話したの!」


　雅紀「誤解しないでね？　7歳の子？　大変じゃ……　上手く言えない……」

　カズ「分かるよ……　それでも。一緒に暮らしたいって結論出したんですよね？」

　智「だって!　マジ可愛いんだもん!」

　カズ「翔ちゃん大丈夫？　何も言わないけど……」

　翔「子供達に『健ちゃんちゃんだけなの』そう言ったら……　颯汰『自分達には、翔ちゃんや珠ちゃん、チョー先生達がいる!　それに片親でもどっちか居る……　健には……　だから嬉しい』って……　皆も『ヤッター』って……」

　カズ「本当良い子達。これからは俺も一緒に。翔ちゃんも、子供達も守るから!」

　雅紀「俺、珠稀ちゃんが安心して付いて来れるような男になる!　一緒に。子供達も守るから!」


　あーあ、二人とも泣いちゃった……


　潤「ありがとう智さん。姉ちゃんと健ちゃんの事……　宜しくお願いします……」


　潤くん、大野さんも泣いて……

　……相葉さん言うに及ばず!　


　俺も自然と涙溢れて