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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第69章 珠稀ちゃんの予防線 大丈夫分かってる人だから 


 二宮さん、大野さん、相葉さん、松本さん……揃い踏みっ?! 何で? ……それに……知抄ちゃん? 

 潤「相葉さんからバレる心配ねぇと思うけど?」

 雅紀「珠稀ちゃん、確かに子供達の反応が面白くてカズが『お前ばらすなよ?』って言うそばから、俺がバラしそうに! ってやってたの。でも珠稀ちゃんは『ワクワクしてる子供たちの夢を壊さないで』って心配してくれたんだよね? いつも先回りして注意してくれてありがとう」

 珠稀「私いつも……自分が嫌な思いをしない様、予防線とか貼っちゃって先々探りを入れる様な嫌な子なんです。そして、ストレートに聞けないから凄く生意気な言い方で……」


 そう言って泣き出した珠ちゃんに

 寄り添う相葉さん……

 カズ「珠稀ちゃん。相葉さんは分かってるから。時々、本気で暴走しちゃう人だから珠稀ちゃんの手綱を閉める対応で正解だよ? 翔ちゃんは反対に何も聞かないで溜め込むタイプだよね? それも心配しているんだよね? ……珠稀ちゃん」

 泣きながら頷く珠ちゃん……


 カズ「それも大丈夫! 俺に任せなさい!」

 潤「カズは聞き出し上手だもんな?」

 カズ「うるさっいな! 潤くんは!」


 面白いやり取り珠ちゃんと笑って……

 あ! そうだ! 

 翔「知抄ちゃんゴメンね? 何かご用があったのよね?」

 知抄「智くんに聞いてもらった。でも……」

 智「知抄ちゃん大丈夫だって! マジそれで通じるから! 一言『吉川先生ありがとう!』うん!」

 翔「吉川先生? ……あ! 珠ちゃん……健ちゃんの様子が……」


 健ちゃん……

 何かに絶望した表情……泣き出しそうな……



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