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Best sex friend

第1章 金曜日


ベッドに横になると、むせ返るような美咲の香りに包まれた。
思わず枕に顔を埋めて深呼吸してしまいそうになるけど、せっかく匂いの発生源が目の前にいるんだし。
「いい匂い。」
美咲の首筋に顔を埋める。女の子の香りに頭がくらくらした。
「変態なんだからー。」
美咲はくすくす笑うけど、この香りがどれだけ素晴らしいか力説してやりたいものだ。

「女の子と縁の無い童貞にとって、この香りは貴重なんだぞ?」
「童貞ねえ?」
そんな目で見なくても。おじさん傷付いちゃう。
確かに俺は童貞じゃないけど、初めての相手は美咲であって、「恋人と幸せなエッチ」なんて正統な脱童貞じゃなかったんだから。
「精神的には童貞だよ。」
「永遠の17歳みたいな?」
「まぁそんな感じ。童貞をこじらせてるんだよ。」

美咲は困ったような笑顔で俺の頭を撫でた。

「ごめんなさい。」
「なんで謝るの?」
俺は何も気にしてないのに。

それでも美咲は俺の頭を撫で続けた。
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