第2章 烏野高校排球部
「あわ、わわ、雪ちゃん…!わた、わたし、今日……」
と、お昼休みに美人の先輩から呼び出しを貰った谷地仁花、やっちゃんが、震えながら声をかけてきた。
『や、やっちゃんんん!!どったの、落ち着きたまえ!』
「わわわ、私、今日…マネージャーカッコカリっていう……感じで……バレー部に見学に行くことに……あわわ…」
『バレー部??』
ぱちくり、としてみせる。
バレー部の事は何度か噂を耳にした事がある。
数年前までは、物凄く強かったとか、小さい人がめちゃくちゃ活躍していた……とか。
『なんで急に?』
「な、ナンダカ……まだ何処にも入部してない人を探しているみたいで……多分、マネージャーさん、あの綺麗な……美人な…眩しい方しかいらっしゃらないのかと……」
眩しい方……!!(笑)
なるほどなぁ…大丈夫かな、やっちゃん結構ちっちゃいし……バレー部でしょ…大きい人が沢山いるんじゃ……