• テキストサイズ

双子の心

第5章 「過去の真実」


~ガジル~

乱暴に連れて帰ってしまった。


俺は、ミラドをベッドへと寝かしつける。


ライド、アクチ、ラン、ビドは今頃、会議室に居るだろう。


俺は、溜息をすると………。


「っ…………。あ…………ここ、は?」


ミラドが、目を覚まし起き上がる。


そして、自分の部屋だとわかりミラドは、俺を睨みつける。


「何故………邪魔をしたの………?」


今にも泣きそうな表情するミラド。


俺は、なんでだろうな、と答える天井を見上げる。


俺は、先程の起きた事を思い出しミラドを見る。


そして、俺は……………。


「………ハルツ。」


ミラドの顔色が変わった。


俺は、ミラドの偽名ではなく、恐らく本当の名前で呼んだ。


ミラド……いや……ハルツは、顔を俯く。


「なんで……………。」


そんな言葉が、返ってきた。


俺は、黙ってハルツの頭を撫でる。


俺は、静かに言った。


「………お前の本当の名を………俺に教えてくれないか?」


ハルツは、顔を上げて数秒俺を見ていた。


そして………。


「………ハルツ・ラベール。これが、私の本当の名……。」
/ 134ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp