第4章 2day
《一松side》
夕方に日課になってる路地裏の猫達の餌やり
今日も数匹の猫達が餌を貰いに俺の傍に来ていた。
ニャーニャー
「ちょっと待ってね。今あげるから」
そう言って煮干をあげると猫達は嬉しそうに食いついた。
「可愛いな」
そう言いながら猫達を撫でていると
ピロリーンー
滅多にならないスマホが鳴った
相手はからだ
【今からちょっと会えないかな?】
そういう内容だった。
「ん…?」
どうしたんだ?と思いつつ
【大丈夫だけど】
シンプルに返すと直ぐに返事が来た。
【家に居るから来てもらってもいい??】
何かあったのか?
まだこの時間って仕事中じゃなかったっけ?
とりあえず
【今から向う】
と返信した。
ニャーニャー
「ごめんな。ちょっと今から急用できたからまた今度ね」
猫達を撫でての家に向かった。