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【Fischer】君に恋、してみた。

第4章 あれから。


あれから、数週間が経った。

最近はモトキと2人でいる事はない。


まぁお互いも忙しい事もあって、毎日撮影に行ける訳でも無かったからお互いいく日がうまく被らずにいた。

シ「え、それで最近モトキと話せてねえの?」


シルクには学生の時から何でも相談できるくらい信用していた。
だからといって他のメンバーを信用してない訳ではないが、リーダーという事もあり小さなトラブルでも言うべきだと判断した。

貴「うん…。撮影日も上手くずれて、ちゃんと話す機会も無かったし…」

シ「そっか…。確かに、言われてみればモトキも何かあったみたいな感じだったしなぁ」


シルクの前にある机の上には編集中のパソコン。
だけど、編集を止めてちゃんと私の話を聞いてくれる。
なんだか申し訳ない気持ちだ。こういう事ぐらい自分で解決するべきなのに。

昔からシルクに頼ってばかりだ。


シ「モトキ確か高校の時も告白したんだろ?」

貴「うん、それもあってなんか気まずくて。」

シ「そん時はどうやって仲直りしたんだよ。」

貴「その時は確か…。自然に?」


モトキと同じクラスだったから、接する機会も多くて、何となく普段通りに戻っていったんだと思う

シ「んじゃあ気にしねえ方がいいんじゃねえか?」

貴「いや、でももしかしたらYouTubeに支障が…」

シ「そこらへんは俺がどうにかしてやるよ。まぁ、モトキも申し訳なく思ってるだろうしどっかで話をするべきだと思うぜ。」

貴「…そうだよね、分かった。そうしてみる。」


私の言葉を聞いて笑顔で頷いた後、シルクは動画編集を再開した。
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