第7章 セスー囁けば二重人格ー
「っ、あぁ゛っ…きもち、ぃっ、ぁ、あ゛っ」
「…そうだ、逃げなくていい。」
「っ、せす、っ、せすさっ…っぁー」
大きな波を乗り越えアリスが余韻に浸る。トロンと力が抜けてセスの身体にかろうじて支えられてるような状態だ。
「…どうだ…?」
「……」
答える気力もないアリス
「…やっと少しわかったみたいだな…」
セスがニヤリと口角をあげるとアリスの髪をそっと撫でた
「…はぁ、…ぁ…」
だんだんと身体の震えが治り始めた時セスが再び耳へ唇をつける。
「…せっかく覚えたんだ…まだ、足りないだろ…?」
その言葉をアリスが理解する前にセスがまた呟いた
「…イケ…すみれ…」
「っーー、!!ーーっ、あ、ァァアっ、やっ、めっ」
何度も何度も囁かれる
「…、もう一度、イケ…」
「っ、ぁ、せすっ、っーーやめってぇ、ァァア」
「…まだだ。足りない。…身体で覚えろ。…イけ。」
「ーッーッ…し、ん、じゃうっ…」
「…こんなんじゃ、死なねぇよ。…ぶっ飛ぶまでイケばいい。…すみれ…、イケ…」
セスに呟かれるたびに身体が勝手に言う事を聞いてしまう。アリスはもう逃げる力もなくただゾクゾクと襲う甘い快感を身体全身で受け止めていた。
「…きたか。…お前の本当の限界…」
「ぁ、ぁ、ぁ、っ…ぁぁ゛、」
アリスの身体が今までにないほど痙攣する。
「…出していい…我慢せずに噴き出せ…」
セスの言葉に導かれアリスはガクガクと震えながら盛大に潮を噴き出した
「ーーーっ、ぁ、、せ、す、さっ、ぁぁあ゛ーーーーっ」
その震えはなかなか収まらず暫くアリスを飲み込み続け、気付いたらアリスはセスの腕の中でぼーっとしていた
「…大丈夫?アリスちゃんっ」
ちょっとやりすぎちゃったかしら?といつもの調子でセスが笑う。アリスはそれに何故か安心しそのままゆっくりと眠りに落ちたのだった。
「…本当、やりすぎたな…」
眠ってしまったアリスにセスが呟く
「…やっぱりイッ出るときのお前の顔は悪くない…癖になるだろ…」
そのまま優しく髪を撫でる
「…ひよっこ卒業第一弾は無事に終了ってとこねっ、まだまだだけど、これからも楽しませてね、アリスちゃんっ」
キスを1つ落としセスも目を閉じた
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