• テキストサイズ

未完成なワルツ

第9章 ◎子供な大人の助言




「じゃあ想像してみたら?」

「え?」



急に松本さんがいいことを思いついた様に
ニヤッと微笑んで私をみた。





「の結婚式で、
相葉さんが嬉しそうに笑ってるの
それで'おめでとう、よかったね'って言われる」





想像しなくても分かる。


きっとその時の私は笑ってない。


いや、笑えない。








「俺は笑えなかったよ。
あっちは笑ってたけどさ?」






松本さんはきっと……






「俺にはこれしか言えないけど、
後悔するくらいなら失敗してみたら?」







なんて年下の彼からの言葉は、
私よりも大人で少し勇気づけられた。
/ 137ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp