• テキストサイズ

未完成なワルツ

第5章 ◎昔みたいに



「あ!ニノ!これ!パンツ!返す!」


雅紀が袋から白いブリーフを出して、
ゲームをしてる二宮さんに渡した。



「は?あなたこれ頼んだの?え?(笑)」

「え?うん、そうだよ?ねぇ?」


雅紀がそう言うのは私みたい
だから大きく頷くと二宮さんの声が響いた




「バカじゃん(笑)」

「ヒャハハ……そう?」

「褒めてませんからね?相葉さん」

「え?そうなの?ヒャハハ」




雅紀と二宮さんは本当に仲が良い
一度、雅紀の実家に入っていく二宮さんを
いつか見たことがあるけど…





「つーか、ちゃんもさ
こんなん持ってこないでくださいよ」

「え、あ、いや(笑)
雅紀に頼まれると断れなくて…」



なんて二宮さんに言うと、
雅紀が嬉しそうに笑って、


「そうそう!はね昔からなの!
俺のお願い事いっぱい聞いてくれるわけ!」





ほんと…'一生のお願い!'って
何度この口から聞いたことか……なんて
少し呆れながら雅紀の顔を見てた。









/ 137ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp