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【BRM】太陽と鼠【裏】

第2章 光


もう会うつもりなんてなかった。
ただ、学校帰りに、行く宛もない私は、また同じ場所にいるしかない。
高校に入ってから、友達は皆お金を使う遊びばかり。
お小遣いを貰うのもあの人を通さなくてはならない。
私は…、なんとなくそれが出来なかった。

あの綺麗な男の人に会ってから、ずっとそのことばかり考えている。
家でのことが、気持ち悪いと思えるようになった。
そうだ、こんなのは、おかしい。
立ち上がって、急ぎ足で自宅に向かう。
この時間なら、誰もいない。
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