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【BRM】太陽と鼠【裏】

第6章 解


私がもっと可愛ければ、綺麗だったら、頭が良ければ、何か特技があれば、穢れてないままだったなら、痣なんてなければ。
尽きない言葉が溢れてくるんだけど、そういう仮定が止まらない。
それに続くのはただ一つ。
(自信があれば、よかったのに。)
そしたら、言えたのかな、好きですって。
伝えられたのかな。

「あああっ!!あん、んっ!ふ、ぁっ…!!」
「…」
「ぁ、あっ、要さん、あっ!!」
「…っ!」

ふわふわとした頭のなかで、私は何度も告白した。
きっと、現実では、言えないから。

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