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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


「はぁ……綺麗な人だったな…巨乳だったし」


聞かなくても十中八九さっきの女のことだと察しがついた。
俺らの前に現れた巨乳はあの女だけだった。

綺麗かどうかは知らねぇ。
顔見てねぇ


「誰がだ?」

別に聞かなくてもいいかもしれねぇけど、さっきの女のことを俺と知り合いだと思ってんならそれは違うってことを伝えたかった。

ビクッとした後ゆっくりこっちを向いて“ヤバイ”って顔に書いた黒須にさらに詰め寄った。


「綺麗で巨乳ってなんだよ」


「いや、別に……このテレビの話?」


さすがにそれはねぇ

このチャンネルはゴシップなんて扱わねぇ国営放送で、ひたすらニュースを読むだけの番組。
そしてメインキャスターはバーコードの白髪を撫でつけたおっさん。

ここに映ってるのが綺麗な巨乳なら世の中どうかしてる。


おかしすぎる答えにつっこむと、不貞腐れてんのか顔を横に向けるから頬を挟んでこっちを向かせた。


あーもう…

会うのがダメって可愛すぎるだろ。



いじめたくなる

「なんでだよ?」

「だって……やなんだもん」


ウルウルの涙目で俺を見てすんげぇ可愛い。


会わねぇよ
せっかく黒須といられる貴重な時間に他のどうでもいい用もねぇ女に会うなんてありえねぇ。

そうじゃなくても他の女なんかに使う時間はねぇ。




俺が女に会うのが嫌って言って目に涙を溜めるのを見てたら、黒須も少しは俺をいいと思ってくれてんのかって都合のいい考えが浮かんだけど、そもそも綺麗な巨乳がさっきの女なのか確かめねぇことには始まらねぇから、ちょいとカマをかけたらすぐに引っかかった。


けど、強情で全く認めねぇ。



お得意の見てないて、終いにはにはウルウルのチワワ目攻撃で攻め込んできた。


「もう‼意地悪しないで‼‼」


あーぁ…全く分かってねぇなこの鈍感は


お前が可愛すぎるから意地悪したくなるんだよ
そんな可愛いこと言ったりやったりしなきゃいじめたくもならねぇんだよ。


やっと俺のペースに持ち込めた









と思った






なのに……






「あっやだ…コンタクト落ちた!」





黒須の目からコンタクトが落っこちてせっかくの俺のペースが強制終了。


クッソ……

なんでこうなんだよ!
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