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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


食事を終えてもお酒が残ってて、広めの窓枠にシャンパンとグラスを持って移動して一緒に夜景を見ながらちびちびと飲んで、テーブルがない分さっきよりも近い距離で目も何度も合ってすごくドキドキする。

「黒須って酒飲むと目うるうるすんの?」

「え…?そうかな?そんな事気にしたことない」





「すげぇ目綺麗だな」



そんな事言われたの初めてで、距離も近くてすごく恥ずかしくて思わず目を伏せた。



「伏せるなよ。見えねぇだろ?」


不意に頬に手を添えられたけど、そんな事されたら余計に恥ずかしくて上を向けない…

青峰君の声がいつもよりも甘くて距離が近いから小さく囁くように喋るのがすごく色っぽくてどんどん顔が赤くなっていく。


「なぁ…見せてくんねぇの?」


そんなちょっと不貞腐れたように言うのズルすぎる。

視線をあげなきゃいけないような気になって、少しだけ瞼を挙げると優しい顔して笑ってる青峰君と目が合った。


なんかクラクラする…

多分お酒のせいじゃない


いつもよりもすっごく近い青峰君のせいで心拍数が上がりすぎて、血液がちゃんと循環してないみたいに感じる。



「いい色だな。すげぇ綺麗」


嬉しいけど…









本当にもう限界…
心臓があたしを突破って出てきそう


「やっ…ねぇっ……もうホントに恥ずかしいから……」

「ほんとすげぇいい。最高」




からかわれた……


肩を揺らして笑って、頬から手を外してくれたけど今のは絶対あたしで遊んでた。





「次からかったらもう帰るから!」


「おいっ‼……もうしねぇから帰んなよ」



冗談でちょっと不貞腐れて言っただけなのに……
焦って反省してるみたいに言うからこっちが悪いことした気分になるじゃん。


「嘘です。帰らない」

「お前……帰るって脅すの禁止だ!」


さっきまでの反省した感じなんてもう全然ない。
笑ってあたしのほっぺを摘まんで笑ってる

青峰君の指って柔らかい…


「ははは!すげーふにふに」

「もー!青峰くんのほっぺも摘むよ!」

「届かねぇだろ」

「意地悪」


なんであたしばっかりこんなにドキドキさせられなきゃいけないの?!
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