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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


ペニンシュラに入るとロビーからものすごい豪華で、それでいて歴史を感じられる落ち着いたインテリアが迎えてくれた。


『お帰りなさいませ青峰様』

『連れも泊まるから手続きしてくれ』

『かしこまりました』


他のチェックインの人たちがロビーに並ぶ中、あたしはロビーで何もしてないのにエレベーターに乗って最上階のラウンジに連れてきてもらった。

『すぐに係の者が参りますのでお飲み物をお選びになってお待ちください』


いわゆるラウンジチェックイン

クラブフロアに宿泊すると受けられるサービスで、チェックインもチェックアウトもラウンジでドリンクサービスを受けながらできる。

パパとかママと出かけるといいお部屋に泊まるから初体験ではないけど、ペニンシュラは初。


そしてここのラウンジはすごい…


『What do you want?』

『It's okay in Japanese』


またやってしまった…

そしてからかわれて笑われた


「もー…何飲む?」

「ペリエ。黒須は?」

「イタリアンソーダのチェリーがいい」


小声で話して決めると、青峰君がギャルソンに手を挙げて呼んでオーダーしてくれた。


その所作があまりにもスムーズでかっこよくて、見惚れてしまって、夢でも見てるんじゃないかって気になってくる。


運ばれてきたウェルカムドリンクだけでも十分すぎるのに、アフタヌーンティーの時間だからって軽食とデザートの乗ったケーキスタンドも用意してくれた。


しばらく待っていると係の人が来て、青峰君にこっそりと話しかけていたけど隣同士だから聞こえてしまう。


『大変申し訳ございません。只今日本語の対応スタッフが出払っておりまして…もう少々お待ちいただけますでしょうか?』

『英語で対応できる』

『大変失礼いたしました。すぐに係の者を呼んでまいります』


たまにある。

ホテルで宿泊した時に日本人の名前だからなのか、わざわざ日本語のできるスタッフを用意してくれる。

日本にいてもこっちにいてもハーフだと思われるけど、名前が日本人だからこっちではよく英語で大丈夫ですって言うことがある。

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