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最愛 【黒子のバスケ】

第6章 take off


雑誌を取りだしたけど…
青峰さんのページをまだ見る勇気がでない



見たいような見たくないような…

いや、見たい

うん‼見る‼‼


意を決して青峰さんのページを開くと、いきなり上半身裸のページで慌てて閉じた


えっ…なに今の…
すごい…

すごいドキドキした。
雑誌なのに心臓が破裂するかと思った。

機内なんだから人目なんてないのに、キョロキョロ周りを警戒してからもう一度雑誌を開いた

本当に同じ人間なの?

完璧に鍛えられた胸板やお腹、逞しい二の腕が視界から脳に伝わって脳が痺れる


あんまり見ていたら鼻血が出そうで、違うページにしたらさつき達と見たページで免疫があったのかちょっと落ち着けた。


この色気はなんなの?あたしなんて色気0なのに…

ドキドキしながら写真だけのページを見て辿り着いた質問ページ


好きな女性が束縛しない巨乳…

早速失恋した
泣ける…

束縛はよくわからないけど、間違っても巨乳ではない。
よく言えば微乳、悪く言えばまな板

おばあちゃんみたいなグラマーに生まれたかったってずっと思ってたけど今はそれを強烈に感じてる


彼女からのプレゼントで嬉しかったのは犬

え、あたしサングラスなんて買っちゃった。
ドックフードの方がよかったかな??


相手に求めることは巨乳

どれだけ巨乳が好きなの?
さつきなんて巨乳通り越して爆乳じゃん。
それでも好きにならなかったなら青峰さんのいう巨乳ってどれだけ大きいの?

あたしの中でさつきは爆乳、美緒は巨乳。どっちにしても二人ともスタイル抜群だと思う

その後も何度か答えが巨乳でもう立ち直れない…
片思いだって分かってるけど…自分で恋を認めて早々完全に好みじゃないって言われるのはさすがに胸が痛む。


あたしにはメイクがある。巨乳はないけど


ブランケットを持ってきてくれたCAさんの胸をついつい見ちゃってまた落ち込む

もう忘れよ
質問はもう読むのをやめて写真を何度も見てからコレクションの資料を読むことにした。


コレクションモデルさんはみんな痩せてて胸もあたしと変わらなくてほっとしたけど手足の長さが違いすぎてまた落ち込む。


…大丈夫、ヒール履けば脚の長さはごまかせるもん…ね?


もう言ってて悲しいからメイクだけに集中しよ

頭を支配する巨乳を必死に振り払って仕事に専念することにした
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