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最愛 【黒子のバスケ】

第16章 愛しい体温



『これより、右大腿部ガーゼオーマ摘出手術を始めます。予定時間は6時間。完全摘出を目指しますが、大動脈との癒着度合いにより変更有。よろしくお願いします』

【よろしくお願いします】




執刀医の先生の言葉の後、手術室の全員の声が聞こえると、本人確認のために名前と生年月日を言うように促された。


おばあちゃんから話を聞いていたせいか、フルネームと産んでもらった日を口にできる事がすごく尊いことのように感じた。



そして、言い終わると腕に刺さった点滴用の針に麻酔が繋がれた。






大きな注射器から注入される透明な液体が、チューブの中を通ってあたしの血管に入ってくる。



『ゆっくり10数えますから、声に集中して』

『はい』

『1…2…3……』


少しずつぼんやりする感じがして











意識が遠くなって瞼が重くなっていく



『4…5……』



緑の手術着を着てるドクターたちがぼやけて、瞼が勝手に閉じていくと、真っ暗になって、何も感じなくなっていく。


『6……』











光も音も温度も色も



何も感じない















あたしは目覚めることができるのかな…






























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