第37章 嫉妬と支配と快楽と(R18)
甘い吐息と口付けの音。
時折、互いの唇から漏れる、鼻にかかった小さな声。
「ふっ、ん…っっ…チュッ…ぅん…」
「っあん……んんっ…はぁ、ん」
「瑠璃…いつも、俺の事だけ考えてろ」
戯れ合うように始まった口付けの合間に、
ちょっと拗ねた口調の政宗は男の子みたいで、
「政宗、かっわいいっっ」
瑠璃は破顔した。
(つー〜〜///…可愛いのはどっちだよっ💢)
困る。
はぁぁぁぁーーっ
「なんか、納得いかねぇ」
「どうして?」
「お前の方が余裕満々に笑ってるから」
誰かに取られないか心配で。
いつも 俺の方が好きみたいで。
いつも 俺の方が溺れてるみたいで。
余裕も無くて、納得いかない。