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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第17章 新年拝賀5(宴の刻)



秀吉の側に行くと瑠璃に声をかける。
「瑠璃、帰るぞ」
「あ、政宗」
瑠璃はホッとした表情で政宗を見上げる。
「秀吉、瑠璃に絡むな」
「政宗、もう帰るのか?」
「瑠璃は俺のだ。連れて帰る」
政宗は瑠璃の手を引く。
「もっと飲んでけよ」
「はぁ〜」
酔いが回り始めた秀吉とは話が噛み合わない。
「瑠璃は疲れてる。先に帰るからな」
「えー、政宗〜。ゆっくりしていけよ〜」
引き止めようとする秀吉の側に三成がきて、秀吉を止める。
「秀吉様はこちらにどうぞ」
にこやかに強引に引いて行く。
振り返った三成が
「瑠璃様、楽しめましたか?
どうぞ、気を付けてお帰り下さいね」
と少し赤い顔で柔らかく笑う。
「はい、ありがとうございます、三成様。
またお目にかかれますよう」
瑠璃も三成に笑顔で返して挨拶をする。
「はい、また。今日はお疲れになったでしょうから、ゆっくり休んで下さい」
と言って行ってしまった。



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