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僕は女の子になりたい【R18】

第8章 これからの二人




季節は夏がそろそろ終わる頃――

窓を開けても生ぬるい風が入ってくるだけだった

ユーリは髪をひとつにまとめ、時折汗を拭きながら政務室の掃除をする

掃除が終わればそろそろ昼食の時間だ

まだこの時期は暑いため、基本的に訓練は午前中に行われる事が多い

そしてシヴァは午後は書類整理だ

ユーリは今日の昼食は何かと考えながら机の上に書類を並べる

種類や期限が近いものを分け、少しでもシヴァが見やすいようにしていると


「ユーリ!」


バタンと音をたてて開けられたドア

思わずビクッと肩を震わせてしまったが、現れた人物を見てほっとする


「どうしました、シヴァ様。そんなに慌てて」


髪が少し乱れたシヴァ

あぁ、前にもこんな風に走ってきてくれた事があったなぁ…なんて今になって思い出す

そんなユーリの視線に気づきつつも、シヴァはユーリの側へ駆け寄るとその手を握った

そして――


「ユーリ。ついに認められた。お前の戸籍が、女に変わるんだ」

「えっ………?」


不意に告げられた内容に、ユーリは思わずぽかんとしてしまった

暑さで頭がやられてしまったのだろうか


しかし、シヴァはもう一度言葉を変えて呟く


「ユーリは法律上、女になったんだ」


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