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桜と三日月【刀剣乱舞】

第7章 目覚めた恋心




肌触りの良い滑らかな肌

頬を撫でていた一期の指は引き寄せられるように唇に触れた

ふっくらとした艶やかな唇

普段はつけない薄桜色の口紅を差した唇からは、規則正しい寝息が零れ落ちている

まるで一期を誘っているかのように・・・





一期「主・・・お慕いしております・・・」

誘われるがまま唇を重ねようと身体を傾けた瞬間・・・

審神者『ん・・・一期・・・?誰?』



目の前にいるのは一期一振

だが、違う

一期「寝ぼけていらっしゃるのですか?私は一期一振、あなたの『違うわ。あなたは私の一期じゃない。見た目が同じでも私には分かるもの。私の一期は何処?何故あなたがここにいるの?』

一期(偽)「ほぅ。流石は高い霊力を持った審神者、騙されはしないか」

表情を一変させた一期(偽)は起き上がろうとする審神者をベットに押し倒した



一期(偽)「あんたの一期は当分帰って来ない。俺の主が大層気に入ってな。今頃は部屋でお盛んにやってる最中だ。ってことで、俺はあんたの霊力を頂こうと思ってな」

ニヤリといやらし笑みを浮かべた一期(偽)は、審神者の上に跨り両手を頭の上で押さえつけた

審神者『ばっかじゃない?一期がそんな色仕掛けなんかに落ちるわけないじゃない。私の一期を馬鹿にしないで!「ぅお!!〇△☆✕・・・」

両手を塞がれた審神者は目の前の一期(偽)に不敵な笑みを向けると右膝を思いっきり上に上げた

審神者の膝は見事に一期(偽)の股間にクリーンヒット!

声にならない声を上げた一期(偽)はベットから転げ落ちて気絶してしまった







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