第17章 第13章の続き サソリさん
「もっと欲しいか?」
サソリさんが私を見下ろす。
「……はい……」
もちろん。
「カワイイ奴だ、お前は」
サソリさんと
舌を絡めたキスを交わし、
私は足を開いた。
「っ! ぁあ……ん」
硬いものが奥に入る。
深い部分で繋がる。
「…あ、ぁあ……くるしい……でも気持ちいい……」
「ああ、繋がってんぞ、ちゃんと見とけよ」
「……っ、や。恥ずかし……いです……」
そう言ったに、見ろってわざと結合部分を見せてくる。
「っ、ん、ぁあ……!」
出し入れを繰り返すと、より大きな濡れた音が鳴り響いた。
「お前は実験だな、傀儡でどれだけイけるか調べさせろ」
サソリさんはそう言うと、
私の指や首、胸を
ひとつひとつ愛しそうに
サソリさんがキスをしていく。
「ん……好き……っ、イッちゃう!」
ビクビクっと痙攣していた。
「なに勝手にイッてんだ」
「だ、って……気持ち良すぎて……」
「は、花奏、これから腐るほどしてやるよ」
「……え?」
「毎日でもな。 オレは傀儡だ。 疲れはないぜ」
心臓の音が早すぎて、
顔が真っ赤になり過ぎて
死んでしまう。
「花奏、オレはお前を同情で抱いてねえからな。分かってんな」
サソリさんがそう言って
私をきつく抱きしめる。
「……は、っ……ぃ」
上手く言葉が出てこない。
コクコクと何度も頷いた。
熱い涙が頬を流れる。
分かってる。
サソリさんが、
冗談を言えるひとではない。
同情でだれかを
抱けるひとじゃない。
サソリさんが
私にウソを一度だって
ついたことはないんだから。