第5章 独眼竜、現る!!
ー佐助目線ー
俺様、今すっごく怒ってます。
そりゃ、好きな女の子が目の前で口説かれてたら普通誰でも怒るでしょ。しかも頬に触るって!我慢強い俺様でもこれはさすがに止めに入るよ?
止めに入って離れたものの今度は
政「奥州に来る気はないか?」
ちょ、どんだけ葵ちゃん気に入ったの。まだ甲斐に来て2、3日しかたってないし。行かせる訳ないでしょ。
でも葵ちゃんはちゃんと言ってくれた。
[私はまだ甲斐にいたい]
この言葉を聞いた時俺様は嬉しくてしょうがなかった。
これで竜の旦那も諦めてくれる・・・と安心していたのだが
ーヒョイッー
政「まぁYesでもNoでも連れいていくつもりだったからな」
え、それ葵ちゃんに聞いた意味なくない?ってそんな事考えてる場合じゃなかった!!
佐「待てっ!!」
俺様は竜の旦那の後を追おうとしたが
片「おっと、政宗様には近づかせないぜ」
佐「右目の旦那・・・!」
[佐助・・・!幸村!]
葵ちゃんの声だけが響いた。