• テキストサイズ

高嶺の華

第7章 三強というもの







「トランプをしないかい?」


「え?」











放課後。


今日は部活のミーティングがある予定なのだが、三強こと幸村くん、真田くん、柳くんの3人と私しか今のところ来ていない。

どうやら他のクラスは少し遅れているようだ。
ちなみにぶんちゃんと仁王は私と同じクラスなのでとっくに来ていないと行けないはずなのだが、『お腹がすいたので購買でお菓子を買ってから行きたいと思います。』『付き添いナリ』と連絡が来ていた。

他の人はどうか分からない。









「…で、何故トランプなのだ?」


「いや?なんとなく。ほら、会議室って地味に遊ぶもの多いでしょ?

ここにトランプあるし」


「本当だ」









幸村くんが端の方に置いてあった机の引き出しからトランプを取り出し、見せる。

確かに引き出しの中は楽しそうなおもちゃやゲームがたくさん入っている。ボードゲームやトランプなど電池がいらないものだけだが。











「じゃあ何する?」


「ババ抜きでいいか。5分ぐらいで皆も来るだろうし」


「よかろう」












ババ抜きて…


三強とババ抜きて怖すぎますよ…
難易度高いです。











「はい、じゃあ俺上がり」












さすがは幸村くんと言ったところか。


もちろん1番初めに全てのカードを出し終えて、残るは真田くん柳くん私になった。

今のところババは持っていない。











「んー…」


「…ちなみに、弦一郎がババを持っている確率は…「うるさい」…すまない」


「あっ!もう、ババ持ってるの真田くんじゃなくて柳くんじゃない!」














そして私が引いたあとすぐ柳くんも上がって、残るは真田くんと私だけになった。

ちなみに向こうは1枚、私はババと真田くんが持っているカードの片割れの2枚を持っている。










/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp