• テキストサイズ

恋は落ちるもの🌸〔ハイキュー〕

第12章 Löwe


季節は夏
世間は夏休みの真っ最中だが
我ら音駒バレー部には休みは存在しない
日々練習に明け暮れている
そんな中私は今宮城県に帰ってきている
なぜなら弟の翔陽が中学で初めての試合
公式戦に出れるっ!と連絡してきたからだ


『ありがとう土井さん!』


「いってらっしゃい」


「あっ待ってオレも!」


『急いでるから無理!』


階段を一気にかけ上がりたどり着いた客席
すでに試合は始まっているみたいだった


『あの!』


「はい?」


『北一の試合会場ここであってますか?』


目の前にいた黒いジャージの3人組の男子高校生に声をかけた


「あってますよ」


『ありがとうございます』


見たことあるジャージだと思ったら烏野バレー部の
澤村さんと菅原さんと田中君だっ!


「なんか見たことあるような・・・」


ボソッと呟いた田中の声は陽葵に聞こえてなく
試合に間に合ったことにホッとしてコートに目を向けた


「「「翔んだ!」」」


「大地さんスガさんっあのチビ
めっちゃ跳びましたね!」


「ああ、あれで技術があったら
言うことなしなんだかな」


「それにしても影山はずば抜けてるな
なんだっけ"コート上の王様"だっけ?」


やっぱりそのあだ名つけられちゃったんだなぁ~


3人の話に聞き耳をたてながら試合を観ていると
キャ~♡と黄色い声が聞こえてきた


「やっと見つけた~♡」


ギュムッと後ろから駄犬が抱きついてきた


『なにやってるのかな~?
離れろ駄犬!!』


「だって陽葵っちが
オレを無視して先に行っちゃうから
悪いんスよ!」


「ああーっ!思い出した
モデルのHiMaRiさんだ!!」


「「モデル??」」


/ 96ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp