第4章 【黒子のバスケ】 黄瀬涼太
*黄瀬side*
まだ、モデルも始めたばっかの中学生だった俺は楓っちに憧れてて、女の子に振られたこともないし、すぐに付き合えるって思って、即告白したっす。
「楓先輩。好きです!俺と付き合ってください!」
いつものいい笑顔でキメたっす!
でも、楓っちは、
『…ありがとう。残念だけど、今の涼太とは付き合えない…。』
「いつならいいんすか〜?」
『涼太が何かに真剣に打ち込めるようになったらかな。その時にまだ私のことが好きだったら、またおいで。ね?』
「よくわからないけど、わかったっス…。」
振られたっス…。あっさりと…。
それから、程なくして、俺は帝光中のバスケ部に入ったんス。