第2章 【刀剣乱舞】 燭台切光忠
*楓さんside*
暖かい…。
安心する…。
「起きたかな?」
『ん…。』
「おはよう」ニコッ
え、まって、なんでえっと、その燭台切さんが私を腕枕してる?
だんだんとはっきりしてくる意識…
『えっと、その、もしかして…昨日、私、燭台切さんと…』
「うん。そうだよ。」
顔がいっきに赤くなるのがわかった。
『恥ずかしい…/////』
「可愛かったから大丈夫だよ。楓。」
『もう、しょくだ…「もう僕は彼氏だよ?名前で呼んで欲しいな。」
『み、光忠さんのばか…/////』
「ごめん、ごめん。可愛いからつい。」
『でも、どうして昨日はあのお酒を飲ませたんですか?私がお酒弱いの知ってましたよね?』
「それはね、楓ちゃんに伝えたい事があったからだよ。それにまさかあんなに弱いとは思ってなかったからね。」
『伝えたい思い?』
「あのカクテルにはね“あなたに心を奪われた”って意味があるんだよ。だから、僕以外の人と飲んじゃだめだよ?」
そう言って笑う光忠さん。
『もちろんですよ!』
だって、私もとっくに
“あなたに心を奪われた”
んですから。
✧end✧