第8章 その後……
-同時刻
黄瀬side
オレは情けない顔をセンパイ達や椎菜っち達に見られたくなくて頭を冷やしてた-
緑間 真太郎 (以下緑)
「オマエの双子座は今日の運勢最悪だったのだが…まさか負けるとは思わなかったのだよ」
「!……見にきてたんスか」
緑「まぁ…どちらが勝っても不快な試合だったが-サルでもできるダンクの応酬…運命に選ばれるはずもない」
「…帝光以来っスね…指のテーピングも相変わらずっスね……つか別にダンクでもなんでもいーじゃないスか入れば。」ぶ~っ
緑「だからオマエはダメなのだよ、近くからは入れて当然。シュートはより遠くから決めてこそ価値があるのだ」
"ガサガサ"
『あれ?涼太……?-!!え、真くん!?』
「椎菜っち!?何でここに……帰ったんじゃ…!?」
『あはは…迷っちゃって…ゴメン』
緑「……黄瀬、コイツは誰なのだよ何故オレの名前を知っている?」
「緑間っち忘れたんスか?椎菜っちっスよ!!」
緑「椎菜…?悪いが覚えが無いのだよ」
『涼太……私名前変えてたの覚えてる…?』
「あ!そうだったっスね」
だから緑間っち気づかなかったんスね!
「ギンっちのことっスよ!」
緑「ギン…?--!!覇介 ギンのことか!?あの変な名前の……」
『…………(テツにも言われたけどさ…ヒドくない?私だって頑張って考えたのに……)』
「そうっスよ!!今は誠凛にいるんス!」
緑「誠凛……?オレの記憶が正しければソイツは男だったはずなのだよ」
『中学の時は男装してたからね…今のが本当の姿で本名。…………騙してて、ゴメンね-』
緑「…………バスケのあの実力が本物であるなら、今はそのことについて何も聞く気は無いのだよ-………………ボソッ見つかって良かったのだよ」
『!!真くんありがとー!』
"ギュウッ"
緑「なっ…離すのだよ!!」
なんかオレ、スゲー邪魔じゃないッスか……?
椎菜っち……
オレ、何でこんなにモヤモヤしてるんスかね-……
黄瀬end