第7章 海常高校!(後編)
ここまで
誠凛25:海常31……ジワジワ差が開いていく―
でも…
『有りますよ、突破口……』私はリコセンパイに言った―
黄「……そろそろ認めたらどっスか?今のキミじゃ"キセキの世代"に挑むとか、10年早えっスわ」
火「なんだと……!?」
黄「この試合、もう点差が開くことはあっても縮まることはないっスよ」
またか…涼太も大我も…相手を挑発するの好きだなぁ~…
黄「チームとしての陣形(フォーメーション)や戦略以前にまずバスケは"体格(サイズ)のスポーツ"。誠凛(キミら)と海常(ウチ)じゃ、5人の基本性能(スペック)が違いすぎる」
まぁ、涼太の言ってることはある程度事実ではあるけど―
黄「唯一対抗できる可能性があったのはキミっスけど、だいたい実力はわかったス」
けどあくまでそれは、"ある程度"ってだけ……
黄「潜在能力(ポテンシャル)は認める。けどオレには及ばない。キミがどんな技をやろうと"見れば"オレはすぐ倍返しできる……」
さぁて、大我は気づけるかな……?
黄「どう足掻いてもオレには勝てねぇっスよ。ま…現実は甘くないってことっスよ」
火「く…っ」
アンタはここで終わるような奴じゃないでしょ―?