第5章 黄瀬涼太!!
ー誠凜高校男子バスケ部ー
《エイッ オー!エイッ オー!》
"キュッ"
"ダムッ ダムッ"
部員の練習の声とボールをつく音が体育館いっぱいに響く…
日向(以下日)「おいカントクどした?練習試合申し込みにいくとか言ってたけど」
紹介が遅れたがココのバスケ部の主将である日向順平センパイだ。
《さっき戻ったっすよ、なんかスキップしてたし…オッケーだったみたいっすね!》
日「……!!スキップして!?」
"ギョッ"
日「オイ全員覚悟しとけ!アイツがスキップしてるってことは…次の試合相手相当ヤベーぞ!!」
その時スキップに加え、鼻歌まで歌っているリコセンパイが戻ってきた…………
黒「あ、カントク…おかえりなさい」
リ「ただいまー!!ゴメンすぐ着替えてくるね!……………あとね…」
扉の影から頭だけ出してリコセンパイは言った…
リ「"キセキの世代"いるトコと試合…組んじゃったっ」
それも、キラキラと輝く笑顔、語尾にハートがついていそうな勢いで………
黒「………!」
『(私は…もう逃げないって決めたんだ!………………絶対……!)』
日「な?!」
《……………!?マジ………!?》
………それぞれの思惑を胸に。
ー再会は近い………………ー