第3章 武装探偵社
そして現在━━━━━━━━━━━━━━
彼らの姿は軍や警察に頼れないような危険な依頼を専門にする探偵集団…武装探偵社にあった
劉娥side
太「ちょっと良い川探してくるよ、劉娥も来る?」
主「うん、行く。」
兄さんが行くなら僕も行く…小さい頃からこれは変わっていないと思う。
昔からずっと一緒にいた兄さんはいつも僕に優しく話しかけてくれた。
国「待て!お前ら、仕事はどうした。」
太「私達にとって川は仕事よりも大事なものなのだよ!そんなことも分からないのかい、国木田くん!」
国「何故俺が説教されなければならないんだ!而も太宰 主「はい…」いや、お前ではない。太宰兄!先に仕事をしろ!!」
朝からここの社員、国木田独歩さんは煩い…頭が痛くなる…
国「劉娥、お前仕事はやっているんだろうな?」
すみません、正直この人コワいです。
主「やりました…。」
僕は終えた書類を国木田さんに渡した。
国「ミスは無いだろうな?」
国木田さんが書類を確認していると、兄さんが目配せをしてきた。合図だ。
国「よし、ミスはない。次は…って劉娥!?アイツどこいった!?」
谷「劉娥さんなら太宰さんと出かけていきましたよ。」
国「何っ!?クソっ、やられた!おい谷崎、なぜ止めなかった!」
谷「え!悪いのボクですか!?」
国「当たり前だろう!お前が止めていれば!」
谷「ボクが見た時にはもう2人ともドアから半分以上体出てましたよ!」
国「クソっ、アイツら帰ってきたら覚えていろ!」
こんなやりとりがあって国木田さんの機嫌が悪いことを僕達は知る由もなかった…