第4章 虎退治
国「〜という訳だ。」
太「成程、詰りその虎を捕まえれば良いのだね。」
今、僕達は虎を捕まえる作戦を練っている。
真逆兄さんが言った虎退治が本当に今回の依頼になるなんて…。
主「それで、僕達は何をすればいいんですか…?」
国「お前達兄弟は俺と情報収集に行ってもらう。」
情報…あるんだ…。
太「目撃情報さえ掴めれば、もう少し楽に進むのだけどね。」
主「目撃情報…?あ…」
皆が僕に注目する。…あんまり凝視しないで欲しい。
国「おい劉娥、何か知っているのか?」
久しぶりに名前…ちゃんと呼ばれた。
確か…今日喫茶店で何か聞いた気がする…。
主「どうやら2週間前から此方に来ているらしいです。4日前は…どこだっけ…あ、鶴見で見たという情報があります。」
太「つい先刻依頼を知ったばかりなのに、よく情報があったね(ナデナデ 。まあ、私も同じ情報を持っていたけど。」
やっぱり兄さんも聞いていたんだ。
兄さんに頭を撫でてもらえた…嬉しい。
主「うん、先刻居た店のお客さんがそんな話をしていた…。」
国「それなら話は早い。裏を取るために街へ出るぞ。」
太/主「はーい/はい…」