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【R18】最高の結婚

第6章 やっぱり好き。


遥side

「はぁ・・・はぁ・・・」

かなり走ってきた。
ここはどこなんだろう。
無我夢中で走っていた為何処なのか検討が付かない。

「もっと人気のあるところに・・・」

けど、どんなに歩いても誰にも会えない。
どうやら裏道に来てしまったようだ。

どうしよう。
須賀野さん達探してるかも・・・

まるで迷路にでも迷い込んだようだ。

坂間さん・・・無事かな・・・

「いっ・・・あ、ごめんなさ・・・」

ボーとしながら歩いていると誰かとぶつかった。
スーツを着た背の高い男の人だ。

「見つけた。篠田遥。」

「っ!」

この人敵だ・・・っ!
逃げないとっ!

僕は方向転換をし、逆方向へと逃げた。

あっ・・・
ここ・・・見覚えがある。
確かその時も道に迷って・・・誰か迎えに来てくれるのをここの公園で待っていたんだ。

僕はここでやり過ごすしかないと思い、公園の遊具の中に隠れた。
息を潜め、通り過ぎるのを待った。

「いいか、絶対殺すなよ。殺す時はあいつの目の前でだ。」

「はい。」

「その条件が満たせるならどんな手を使ってでもいい。・・・遼、地獄を見せてやる。」

人数が増えてる。

このまま見つかったら・・・僕どうなっちゃうの・・・

口元を両手で抑え、身を潜める。

「何処だ?」

「もうここにいないんじゃ?」

「・・・違うとこ探してみるか。」

「そうですね。」

よかった、向こうに行って・・・っ!!

ドクンッ!

「「「っ!?」」」

しまった・・・
こんな時に・・・発情期がっ!

「おいおい。自分からアピールしてきやがったぜ?」

「すっげぇフェロモン・・・」

ど、どうしよう・・・
ここから逃げないと・・・
けど、発情期のせいで身体が上手く動かないっ!

「あっ・・・はぁ・・・治まって・・・お願いっ!////」

「発情期のネコさん・・・みーつけた(笑)」

「っ!?!?////」

そんな・・・
僕っ・・・死んじゃう・・・
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