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【R18】最高の結婚

第4章 不運


遼side

「お疲れ様です。」

「おぉ。」

須賀野が車を運転してくれ、やっと仕事から帰り着いた。

「結局、また返済しませんでしたね。」

「・・・だな。まぁ、赤字の心配はこっちにはないし、むしろアイツらが返さない度に返済額がふえるだけだ。」

「・・・あなたって人は本当に悪魔ですね。」

「ヤクザしてんだからこんなの普通だろ。」

屋敷内に入り、自分の部屋に向かう。

そう言えば、遥が歓迎祝してもらうとか言ってたな。
この時間ならまだやってるかもな。

俺が行ったところで盛り上がるのか?

「どこに行くんですか?」

「和室にな・・・っ!」

この匂い・・・

「坂間さん・・・」

「お前も感じたか。」

Ωの匂いだ。
ここには遥しかいない。

発情期だ。

「須賀野、薬を用意してくれ。近くに薬局があるはずだ。」

「分かりました。」

なんでこんな時に・・・
アイツも自分で分かってたはずだ。

急がねぇと・・・‪α‬に食われる。

走って和室に向かう。
徐々に匂いが強まる。

「遥!!」

「坂間さん!!」

山田が遥の頭を冷やしながら俺の名前を呼んだ。
中原は遥を抱えていた。
部屋に運ぼうとしていたんだろう。

「中原、あとは俺がやる。」

「・・・。」

「中原?遥を渡せ。」

少し躊躇いながらも遥を渡す。
俺に疑いの目を向ける。
何かあったのか?

「はぁ・・・はぁ・・・さかま・・・さん////」

「今部屋に運ぶ。待ってろ。」

遥の身体がビクビクと反応している。
今回のヒート期は酷いようだ。

というか、遠くでもフェロモンが届いていた。
こんなんじゃ危険だな。

正直、俺も今の状況で、耐えれるか分からない。

「はぁ・・・さかまさん・・・はぁ・・・触ってください・・・////」

っ!?!?

「っ!いや・・・今のは・・・その違くて・・・////」

あっ・・・ぶねぇ・・・
その気になりそうだった。
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