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【ヒロアカ】コスミックロジカル【裏】

第9章 きもちわるい


雨だし気圧が低くて集中力が続かない。
そういう日はいつも身体がダルく重たく、首の傷がずきずきと痛い。
「お茶、飲もう……」
だらだらと机に向かっても捗るわけでもなし、私は立ち上がって寮の談話室へと向かった。
こっそり持ってきた電気ケトルでお湯をわかし、溶かすタイプのミルクティーを飲んで落ち着いた。
甘いのが広がって少しずつ首の痛みも落ち着いてくる。
それにしても、実際は痛みなんてほとんどなかったのに、なんで今更こんなにズキズキとするんだろうか。
不思議に思いながらそっと指で撫でる。
凹凸のあるのが、すぐにわかる。
初めて見た先生はさぞびっくりしてただろう。
人目につかないよう、スカーフの着用を認めてもらえたのはありがたかった。
個性によって服飾や決まりごとが緩くなったのは、この社会の良くなったところの一つかもしれない。
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