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【ヒロアカ】コスミックロジカル【裏】

第43章 【番外編】スターダスト




テストの順位が貼り出され、無事に少し上がることが出来た。
「ま、これならいいだろう」
と褒めてもらい、その週の日曜日は私のために空けてくれた。
「今の女子の流行りはサッパリだ」
私の服を見てそう言ったのかと思い、少し凹む。
どうやら違ったらしく、どこに行きたいかわからなかったと駅で言われた。

ほぼ始発に乗ったのに、着いた駅では人混みがすごかった。
「せ、せん…」
「人が多い。『先生』は今日は止めてくれ」
「…っ!ごめんなさい!
えっと、ここは?」
先生は少し照れた顔をしてから、ポケットから丸まったチケットを渡してくれる。
遠くから悲鳴にも歓声にも似た声が聞こえる。
ざわざわとした人と、子供たちの笑い声。
「!!」
「高校生もまだまだ子供だろ」
前々から憧れてた、遊園地。
「わあっ!すごい、すごいっ!」
「走るな」
まるで海外のような建物が並ぶショッピングモールに大きなお城。
ふわふわと大量のカラフルな風船が宙を舞って、私達を出迎えてくれる。
「先生!!あっち行きたいです!!
あ、でも、あっちも…、先生先生!
はやく…」
「先生は禁止だと言っただろ!」
先生は大股で近付き、私の頬を思いっきり横に引っ張った。
「…ひゅみまひぇん…」
「名前で呼べ」
「…!!!??
む、むり!むりです!!」
「いいか、兎に角、次いつもので呼んだら帰るぞ」
「…ひゃい!」
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