• テキストサイズ

【ヒロアカ】コスミックロジカル【裏】

第43章 【番外編】スターダスト


カサついた手が布に引っ掛かる。
「痛…!」
「痛いか?」
「あ、すみません、手が…」
繋がったままの先生が一瞬顔を強張らせた。
そういう意味ではないとすぐに否定し、切れた指先を見せる。
「ひどいな…」
先生は優しくそれを自分の頬に寄せてくれる。
伸びた髭と、たまに触れる冷たい肌。
優しい仕草が急に照れ臭くなる。
誤魔化すように
「……先生、私より肌綺麗……」
と言った。
「気のせいだ」

そういえばそのままだった。
ひくん、とナカで動くのを感じて不意に思い出す。
今まで余裕なんてなかったから、改めて冷静に今の状況を思うと恥ずかしい。
「…っ!」
先生はあかぎれした私の指を口にふくみ、ねっとりと舐める。
「っ、いやぁ…」
いつもと違う方向性の刺激に戸惑う。
たまにちゅっと音を立てて吸われ、口に咥えられてはゆっくり舌の上に転がされる。
「う…、はぁ、あ…」
そのまま、動きも再開され、頭が追い付かなくなる。
下からの刺激にも耐えきれず、きゅっと唇を噛む。
きっと、いつもと違うことをされたからだと思う。
急に自分が、変わったように感じたのは。

/ 281ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp