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【ヒロアカ】コスミックロジカル【裏】

第38章 【番外編】間2




夕焼けの眩しさで目を覚ます。
痛みもなく、私はそのまま無傷だった。
自分の部屋ではなく、先生の部屋だ。
「……!」
長い髪が私の指に絡んですぐにわかった。
隣で横たわっている先生。
腕に、血のにじんだ包帯が巻かれている。
「ごめんなさい…!」
きっと、私を支えたときに、木か塀かに当ててしまったのだと思う。
申し訳なくて、ぎゅっと締め付けられる。
息も出来ないくらいに。
「わ、…わたし、……」
何もかも、上手く言えなくて、言葉にできなくて、悔しい。もどかしい。

「また死ねなかったな」
ため息混じりに、そう言う。
さも当たり前のように私の首に腕を回し、引き寄せられる。
「…っ!」
バランスを崩して、いつもの真っ黒な服に埋められる。
懐かしいにおいがした。
「…っ、うっ、ご、ごめんなさぁあい…っ!」
「謝るな」
「だってっ、先生、怪我して…っ」
「すぐ治る」
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