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【ヒロアカ】コスミックロジカル【裏】

第36章 【番外編】恋人ごっこ4




持って帰って来たお皿を洗って、簡易キッチンの棚に返していた。
布巾がなかったから勿体無いけどキッチンペーパーで水気を切っていく。
帰りがてら、内緒にとお願いした轟くんに、口止め料として残った煮物を渡した。
確か前に和食派だと聞いていたのを思い出したから。
「…」
「…なに?」
「変な斑点出てるぞ、なんかの虫か?」
「…?」
スカーフから少し下、デコルテのところに、赤い跡がいくつかあった。
虫に刺されたかな?と指を這わし、あっ、と思い出す。
「!!!!」
さっきまでの深いそれを思い出し、顔が一気に熱くなる。
「あ、悪い……」
私の顔を見た轟くんは察してくれたのか、同じくらい顔を赤くする。
「その、よかったな…」
「も、ご、ごめんね、またね……」
まともに顔を見れなくなってしまって、慌てて部屋に戻った。
しばらく、轟くんとは口を聞けなかった。
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