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【ヒロアカ】コスミックロジカル【裏】

第31章 【轟編】聖域の証明






「ねえねえ、轟くん、昨日ちゃんと何話してたん?」
蕎麦を噴き出しそうになるのを堪え、クラスの女子の質問の答えを必死に考えた。
言い訳してもバレるだろうと考え直し、素直に、
「恋愛相談だ」
と返事した。
「ああ!ちゃん今頑張ってるものね」
「この前の下着は役に立ったかしら」
その話の続きも若干気になったが、さすがにバレバレではまずいはずだ。
何故そこまで聞けているのか気になり、ふと質問する。
「相手を知ってるのか?」
「闇黒聖琉璃夜くん20才身長178センチ体重65キロ、血液型天使と悪魔のハーフだから不明、武器は聖なる力を持つ闇の大剣アポカリプス」
(天使と悪魔……?)
誰も疑問を抱かないのが、逆に不思議だった。
次、担任を見かけたら、その名前で呼んでやろうと思ったが、明日まで覚えていられる自信はなかった。
(アイツも苦労してんだなぁ…)
いつもの蕎麦が、少し塩っぽく感じた。
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