第14章 四次元の彼と日本人の彼女

3四次元と日本人の君

走る彼女は早くも彼に合わなければ、と少しの焦りと不安が過ぎっていた。

私は無知だ…まだ、彼等の事は知らないし、
彼女自身も語はしていない…
彼女はそんな事を考え走れば、

庵の上顔を蒼くし、苦しそうな…恐怖に満ちた青年の顔が見える。

アァ…もう、…これだからアイドルは…大変だ。
ファンは何時も傍にいるんだよ…
心はすぐそこにあるんだ…
だから……

｢テヒョンさん！私の物になってください！！｣

偶に多賀が外れた者も生まれるんだ。
彼女はため息を吐きながら、そっと2人の方へ近づいていく。
場所はスタジオから結構離れており、スタジオまで人を呼べばどうなるかわからない……

｢っ！？君は？｣

｢私ファンなんですけど〜もう、嫌なんです！誰かに
貴方を取られるの！｣

ニコニコと笑い、手にはナイフを持つ女…
人を呼んでる時間はない…彼女はそのまま深呼吸をしながら…
2人の元へ何食わぬ顔で現れた。

｢何？してるんっすか？｣