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【NARUTO】六代目火影暗殺計画

第10章 風


ふと、異変に一番早く気付いたのは、
多分私だけだった。

何か胸騒ぎして、異変を感じたものに気をつけていれば、すぐに正体が判明する。

行く時に気になったいた、風の強さだった。


ビュウ…ビュウゥゥーーーー…

「これ、危ない……!」

先ほどからさらに風が強くなる。

ゴォオォォォォーーーーーーーー!

「突風が!…ヤバい、絶対危ない!!」

「この風はいかん!竜巻だ!」

(息が出来ない!)

「…ッ!!!!」

ミシミシ……ミシミシッ…!!とやぐらの亀裂音が響く。

(危ない、あそこは子供達が!!)

ゴォオォォォォーーーーーーーー!!

それに気をとられ、皆が騒ぎ出す。

「っ!!!」

次の瞬間横からの異物に私が真っ先に気づく。

(危ない!!!)

ゴォオォォォォーーーーーーーー!!!
ビュウゥゥゥゥーーーー!!

突然、屋根が豪速球のように、こちらに突っ込んでくる。吹き飛びこっちに向かう屋根に皆気がつかない!!

音が止まるように


瞬きを一回するように


ほんの一瞬の出来事だった。


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