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残酷で美しき世界の中で

第33章 打・投・極


暗い道に1つの明かり

ライナー「俺は…帰れなくなった故郷に帰る。俺の中にあるのはこれだけだ」

ベルトルト「僕は安全な内地に勤務出来る憲兵団狙いで兵士になった。君は何で兵士に?」

ベルトルトはそう言ってエレンを見る

エレン「俺は殺さなきゃならねぇと思った。この手で巨人共を皆殺しにしなきゃならねぇって…そう思ったんだ」

凛とした目にライナーとベルトルトは見つめていた
そして月が出て湖が綺麗に映る

ライナー「巨人と遭遇した後もその考えは変わらなかったって事か…お前ならやれるはずだ。エレン・イェーガー…だったっけ?」

ライナーがそう笑いかけるとぐにゃりと歪む
エレンは涙を流し手を噛む

エレン「(この裏切りもんがぁぁぁ!)」

巨人化したエレンの拳がライナーに当たり、2人は地面に落ちた
地面は割れ、爆音が響いた
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