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残酷で美しき世界の中で

第30章 兵士


104期とナナバ達か輪になって話しているとキィッと扉が開いた

ゲルガー「おい見ろよ。こんなもんまであったぞ」

「ゲルガー。そりゃ酒かい?」

ゲルガーがゴクリと生唾を飲み込む

ゲルガー「ああ、なっなんて書いてんだ?」

「まさか今飲むつもり?」

ゲルガーはしまった!と言うように口を開く

ゲルガー「馬鹿言え!こんな時に」

そう言うと興味ありませんと風を装う

「しかし盗品のお陰で体を休ませる事が出来るとはな」

ナナバ「これじゃあどっちが盗賊か分かんないけどね」

ナナバはアハハと乾いた笑いを出す
104期生達は暗い顔で沈みかえっていた
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