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残酷で美しき世界の中で

第21章 噛みつく〜第57回壁外調査3〜


複雑な空気を感じたのかアイリスはクロウの背中から降りて静かに歩いて向かった

エレン「(みんなどうしてこんなに落ち着いているんだ?俺が巨人になれなくてもいいのか?)」

エレンは手に痛みが走り、顔を顰めてティースプーンを落としてしまった

エルド「大丈夫か?」

エレン「ええ…」

エレンは頷くとスプーンを拾うため手を伸ばすと、巨人になるあの感覚が襲いかかった
バンッ!と破裂音がしたと思うと…エルド、オルオ、グンタは突風で投げ飛ばされた

「おい!なんだ!?」

「何の爆発だ?」

煙が晴れてくると必死で手を抜こうとしているエレンの姿があった
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