第20章 巨大樹の森〜第57回壁外調査2〜

ｱﾙﾐﾝ「いや…それはないと思うよ？」

アルミンのコメントにジャンは呆れたような声を出す

ｼﾞｬﾝ「冗談だよ…。どっちにしろあのデカ女が追ってきてるんだ。どんな意図があるにしろこんな所で立ち止まる訳にはいかねぇ！ここを通過してどこか他の場所に向かうしか考えられんが…」

「総員止まれ！」

その声に全員が止まる

「いいか、新兵共！よく聞け！我々はこれから迎撃体制に入る！発見して頭上待機せよ！森に入ろうとする巨人がいれば全力で阻止するのだ！」

ｼﾞｬﾝ「え…？あの班長…？どう言った｢黙って指示に従え！｣…」

全員が驚いている中、班長は立体機動で木の上に登る