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残酷で美しき世界の中で

第20章 巨大樹の森〜第57回壁外調査2〜


考えていた事はあの女型巨人の事だ

ライナー「アルミン……おい、アルミン!」

ライナーの声でアルミンはハッとする

ライナー「やはりまだ意識はしっかりしないのか?」

アルミン「うん…まだちょっとボーッとするよ…」

ライナー「そうか…でももう決めねぇとな」

アルミンが立体機動装置の確認をしていると、ライナーはそう言って立ち上がった

ライナー「辛い選択だが一人はここに残る必要があるみたいだ」

それを聞いたジャンはライナーに目をやり、アルミンも声を上げた

アルミン「待って…!その前に煙弾を撃ってみよう。陣列が直進してたら4列3班辺りが近くに来ているはずだ!」
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