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残酷で美しき世界の中で

第14章 傷〜トロスト区戦防戦8〜


『「家族です」』

イアンは巨人を倒す為に走って行ってしまった
その後ろ姿を少しの間二人は見つめた

ミカサ「アイリス」

『ん?』

ミカサ「アイリスにならエレンをあげてもいい」

アイリスは目を丸くする

『みっミカサ?何言って「エレンが好きなのは私じゃない」は?』

訳が分からないと言いたげにアイリスはミカサを見つめる

ミカサ「私…アイリスの事が好き。エレンも」

『もちろん、私も好きだよ』

アイリスはそう言うとエレンを見つめる

ミカサは静かにその姿を見つめる
泣く所を見せない。いつも笑ってて安心させてくれる
どうしてそこまで強いのか、どこで泣いているのか
とても強くて、かっこいいと…でも壊れてしまわないか心配だった
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