第7章 初陣〜トロスト区戦防戦1〜
「かかれ!」
うぉぉぉ!と兵士達が勇ましく壁から降りて行った
「お前達訓練兵も卒業練習を合格した立派な兵士だ!本作戦でも活躍を期待する!」
本部も慌ただしくなっている
「大丈夫だよ、ハンナ。僕が必ず君を守るから」
「フランツ…」
そんな状況下でもエレンに馬鹿夫婦と呼ばれた二人は抱擁していた
それをミカサは少しだけ見て走り出す
エレン「大丈夫か!?アルミン!」
その声にミカサはそっちに駆け出す
そこにはカチャカチャと音を立てながら手が震え、ガスを入れられないアルミンと横で見ているエレンとアイリス
アルミン「だっ大丈夫だ!こんなのすぐに治まる!しかし不味いぞ!現状では縦8mの穴をすぐに塞ぐ技術は無い!前門付近にあるあの大岩だって結局掘り返すことさえ出来なかった!」