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残酷で美しき世界の中で

第39章 狼煙


リヴァイ「だろうな。しかも中央憲兵を動かせる事になると、裏にいるのは相当の何かだ。で、ニックの爪は何枚剥がされていた?」

リヴァイの質問にハンジは顔を上げる

ハンジ「え?」

リヴァイ「見たんだろう?何枚だ?」

ハンジ「一瞬にしか見えなかったけど見えた限りだと全部」

リヴァイ「喋る奴は1枚で喋るが、喋らねぇ奴は何枚剥がしたって同じだ。ニック司祭…あいつは馬鹿だったと思うが、自分の信じるものは最後まで曲げる事はなかったらしい」

ハンジは腰掛のひじ掛けを握り締めた
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